納品伝票電子化の効果を実証 ~メーカー・卸・小売り共同でパイロット運用を実施~

前回に続き、納品伝票電子化がもたらす効果について、直近のパイロット運用の結果を基にお知らせします。
本運用により、伝票発行作業や照合作業、伝票印刷枚数等の削減を実証しました。

■パイロット運用の概要

発荷主5社の各出荷拠点から届け先1拠点の納品輸送を対象とし、以下の内容で実施しました。
実施期間:2024年11月12日(火)~22日(金)納品分
実施内容:
①納品日前日に出荷拠点にて納品車両単位の納品データを作成、DD Plusに登録
②小売センターは①のデータを用いて納品車両の到着前に入荷準備を行い、検品後に受領結果をDD Plusに登録
③受領結果は即時出荷拠点・発着荷主に共有

複数のシステム間でもデータ共有を実現するため、「納品伝票エコシステム」を介し、ウイングアーク1st株式会社が提供する電子帳票プラットフォーム『invoiceAgent』と接続しデータ連携を行いました。

実施結果
発側、着側の主な効果は以下の通りです。

【期待できる効果】
・伝票発行作業が約30%~約75%削減帳票印刷枚数が約60%~約75%削減
照合作業が不要になり、受領書の保管スペースや廃棄にかかる費用を削減

【期待できる効果】
・検品データの準備業務を約20%~約50%削減
・乗務員への帳票返却がなくなることで検品後に即時退場する運用が実行可能
照合時間1日延べ4時間~6時間の業務削減

※パイロット運用について、詳しくは以下をご覧ください。
https://www.jpr.co.jp/news/release/20250227_000226.html